露出計もしくはセレン劣化による、EE機能不全のような状態でしたが、よくよく観察してみると然に非ず。
露出計もセレン光電池もまだまだ現役の様子。
しからばEEの連系部分ということで、観察しました。
本来であれば、シャッターボタンが上がっている時は、この様に露出計の指針がフリーになっていて、シャッターボタンを半押しすることで、押さえ込まれます。
私の入手した個体は、シャッターボタンを押してボタンが上がっている状態にもかかわらず、次の写真のような状態となっておりました。
シャッターボタンは上がっている状態ですが、 指針が押さえ込まれたままで、戻りません。
さらによく動作を確認していくと、どうも絞りとの連動部分で引っかかっているような感じでした。
で、絞り羽根をよく見ると、油染みが見えます。
絞り羽根が油によってスムーズに動かないために、絞り羽根と連動しているアームが戻らないということが原因でした。
これが絞り羽根です。
ベンジンで油を落として、鍵穴用潤滑剤を使用してスムーズに動くようにしました。
初めて鍵穴用潤滑剤を使いましたが、良い感じです。
この後、組み上げましたが 、シャッターが途中でスタック。よくよく観察したら、ガバナーの油切れの様子。何回も外したり組んだり...。おかげさまで、よく観察することの重要性を改めて感じました。
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